”家庭菜園”におけるレタスの良さ|iDOO水耕栽培
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収穫したての野菜は、シャキッとみずみずしく、野菜本来のおいしさを存分に味わえるのが魅力です。毎日の食卓に、そんなとれたて野菜を並べられたら素敵ですよね。おうち時間の充実とともに、家庭菜園は身近な存在になりましたが、それでも初心者が一からはじめるのは、なかなかハードルが高いもの。
今回はこれから家庭菜園をはじめてみたいという方へ、初心者でも育てやすい「レタス」を「水耕栽培」で育てる方法について解説します。また後半では、家庭菜園初心者である私が、水耕栽培キットを使用して実際にレタスを育ててみた様子もご紹介します。ぜひ、はじめての家庭菜園の参考にしてみてください。
初心者はレタスの家庭菜園からはじめてみよう
初心者の家庭菜園向けの野菜として、レタスはその筆頭に挙げられます。以下ではレタスを家庭菜園で育てる際に、知っておくべき基本情報などについて解説します。
レタスの基本情報
パリパリ、シャキシャキした食感と、鮮やかな緑色が特徴の葉物野菜であるレタスは、キク科アキノノゲシ属の植物です。原産地は、中国、インドから地中海地域で、日本には中国から伝わりました。平安時代にはすでに「ちしゃ」の名で広まり、煮て食されていたようです。
涼しい気候を好み、生育環境としては18〜23℃が適温といわれています。逆に暑さには弱く、高温多湿の環境では病気になりやすいので注意が必要です。
レタスは、一日の日照時間が長くなると、花芽ができてトウ立ち(花芽がついた茎が伸びた状態)してしまいます。花を咲かせるトウ立ち後は、葉や茎はかたくなり、食用には向かなくなります。
ちなみにレタスの約96%は水分でできており、カロリーは100g当たり12kcalと、とてもヘルシーな野菜です。栄養素としては、カリウム、ナトリウム、βカロテンのほか、ビタミンC、E、食物繊維などを含んでいます。
レタスの種類と育てやすい品種
レタスの種類は、以下の4種類に分類されます。
- 玉レタス:成長過程で葉が丸まっていき、結球するタイプ
- リーフレタス:結球せず、葉が開いて生長するタイプ
- ステムレタス:焼肉を巻いて食べるサンチュなどに代表される、茎を食べるタイプ
- 立ちレタス:シーザーサラダに使われるロメインレタスのように、縦長に育つタイプ
上記4種類の中で、初心者が家庭菜園でもっとも育てやすいといわれるのは、「リーフレタス」です。
中でも柔らかい葉をもち、葉先がアントシアニンの成分により濃い紫色をしているのが特徴の「サニーレタス」は、サラダや料理の付け合わせなどとして、生で食されることの多い人気の品種。ほかには葉先が細かくギザギザになっており、食卓で見栄えがする「ハンサムグリーン」や、葉にしっかりとしたボリュームがあり、シャキシャキとした食感が楽しい「バタビアレタス」もおすすめです。
収穫までの日数やタイミング
レタスは種まきから約1〜2か月という短い期間で収穫できます。収穫のタイミングは、リーフレタスの場合、草丈が20〜25cmに成長したころ。
リーフレタスは外葉から刈りとるように収穫すると、次々と新しい葉が出てくるので、長い間収穫を楽しむことができます。食べるたびに少しずつ収穫すれば、いつでもフレッシュなレタスを味わえるでしょう。
レタスの主な病気や害虫
レタスの代表的な病気としては軟腐(なんぷ)病があります。株元に近い辺りが茶色くなり、異臭を放ちながら溶けていくのが特徴です。
ほかのレタスにもうつってしまうので、見つけたら、すぐに取り除きましょう。土壌の水分量が多く、多湿の環境で発生しやすいといわれています。
またレタスがつきやすい害虫としてアブラムシが挙げられますが、このアブラムシがレタスの汁を吸うことで、軟腐病などの病気は他の作物にも被害を広げてしまうのです。
このほか、オオタバコガやヨトウムシなどの害虫は、葉や茎を食べてしまうことによって被害をもたらします。とくに外で育てる場合の対策としては、防虫ネットをかけたり、天然由来成分でできた農薬を使用したりするのも効果的です。
家庭菜園でレタスを育てるなら水耕栽培がおすすめ
レタスを育てるには、土で育てる土耕栽培と、水と液体肥料で育てる水耕栽培の2つの方法があります。「より手軽に家庭菜園を楽しみたい」という方には、水耕栽培がおすすめです。
水耕栽培はキッチンの一角や窓際など、おうちの狭いスペースで行えるため、お庭やベランダがない場合でも大丈夫!またプランターなどを用意しなくてもいいほか、プロでも難しいといわれる土づくりが不要な点は大きなメリットといえるでしょう。
このほか部屋の中は、温度や湿度の調整も可能なので、一般的に植えるのに適した季節が決まっている品目でも、比較的自由なタイミングで作付けできます。台風や大雪などの自然災害の影響を受けないのも家の中ならではですね。
さらに屋内での栽培は、葉物野菜に多い、害虫の被害を受けにくいのも、うれしいポイント。このように手軽にはじめられる水耕栽培は、家庭菜園初心者にはメリットがいっぱいです。
レタスの家庭菜園を水耕栽培で行う方法
レタスの水耕栽培に必要な道具は、身近なものでそろい、はじめ方もとても簡単です。以下で用意するものと、育て方の手順について詳しく説明します。
用意するもの
- 植物の種
- 容器
- 液体肥料
- スポンジ
すべてホームセンターや100円ショップなどで、手軽に入手できるものばかりです。とくに重要なのは、種と液体肥料。
種は種類豊富な大手種苗メーカーのものがおすすめです。液体肥料は、有名なものでは「ハイポニカ」や「ハイポネックス」などがあります。
もし心配であればお花屋さんや、園芸用品店でスタッフに相談しながら購入できるとさらに安心です。
レタスの水耕栽培の手順
Step1.スポンジを切る
スポンジを約3cm角にカットします
Step2.容器にスポンジを敷き、水を注ぐ
準備した容器にカット済みのスポンジを隙間なく敷き詰めます、その後たっぷり水を注いで吸水させます。
Step3.種をまく
スポンジ1つにつき、数粒ずつ種をまきます。最終的に1つの苗になるよう間引きますがレタスの発芽率は大体7割〜9割であるため、予備として何粒かまとめてまきます。
Step4.発芽後、液肥を混ぜた水を加える
発芽を確認後、水耕栽培用の液肥を混ぜた水をあげましょう。水耕栽培用の肥料は、必ず適切な量に希釈して使用してください。気温にもよりますが、リーフレタスは種をまいた後、約2~3日で発芽します。
Step5.定期的な水の取り換え
夏場は4日に1度、それ以外の季節は1週間に1度のペースで液体肥料入りの水をすべて取り替えます。
Step6.大き目の容器に移す
順調に苗が成長し、本葉が2枚~3枚になったころに、タッパやペットボトル、牛乳パックなどといった本培地に1株ずつ移動させます。本培地も種まきのとき同様、容器に液体肥料を加えた水を入れ、蓋部分に3cm角の穴を空けておき、そこに育苗培地ごと苗を定植しましょう。
Step7.収穫
丈が20~25cmに成長したら、収穫のタイミング。一気に株ごと刈りとってもいいですが、外側の葉から1日2枚ずつくらい刈りとるようにすれば、後から新たに葉が出てくるので、長い期間収穫を楽しめます。
iDOOの水耕栽培キットでレタスの家庭菜園をしてみた!
水耕栽培は、キットを使用すればさらに簡単に行えます。以下では、家庭菜園初心者である私が、実際にサニーレタスを種から育ててみた様子をお届けします。種の植え付けから50日、3回目のレポートとなる今回、ついに収穫を行いました!
iDOO水耕栽培キットとは
水耕栽培をより手軽に楽しみたい場合には、ぜひ水耕栽培キットの使用も検討してみましょう。さまざまな水耕栽培キットがある中で、とくにおすすめなのはiDOOの水耕栽培キット。
iDOOの水耕栽培キットは、太陽光に近い高性能のLEDライトを搭載しており、効率的に植物の光合成を促すのが特徴です。また自動水循環システムのポンプで水流を継続的に発生させることにより、水中の空気量を増やし、植物の根をより強く成長させます。
さらに定期的(30分間作動/ 30分間停止のサイクルで作動)に風を送るファンは空気の通りを良くし、植物の受粉にも効果を発揮します。水耕栽培キットを使用すれば、忙しい方でも最低限のお世話で、種からの植物の栽培を成功させられるでしょう。
家庭菜園で育てたレタスの収穫
種まきから50日目。丈が20cmを超え、量もかなり増えました。いよいよ収穫していきます。収穫前の様子。
外側から刈りとっていきます。
こんなにたくさん収穫できました!
デコポンを使ってドレッシングを作り、コーンとゆで卵をあえて最後にパルメザンチーズをふりかけ、サラダにしてみました。
レタスはとれたてなのでパリっとみずみずしく、シャキシャキの歯ごたえが楽しめました。また葉は柔らかく、苦みの少ない食べやすい味で、ドレッシングとよく絡み、とても美味!たくさんあったレタスが一気になくなってしまいました。
刈りとった後は、このような様子。ここからまた新しい葉が生えてくるか楽しみです。
まとめ
難しく感じられる家庭菜園も、まずは育てやすいレタスを選び、手順も少ない水耕栽培からはじめてみると成功しやすいでしょう。レタスといってもさまざまな品種があるので、複数の種類を栽培して、食べ比べをしてみるのも楽しそうですね。
さらに水耕栽培キットを使えば、ぐっと家庭菜園が簡単になるので、手軽にはじめるにはうってつけです。ぜひ水耕栽培にチャレンジし、ご家庭で作った新鮮な野菜を味わってみてください。