水耕栽培の始め方 - iDOO水耕栽培
家の中で無農薬の野菜が育てられる、水耕栽培。手軽にはじめることができ、植物を育てる楽しさと、最終的に収穫して味わえる点が魅力です。しかし、簡単といっても初心者が成功させるには、いくつか押さえるべきポイントがあります。せっかくはじめるなら、なるべく失敗は避けたいですよね。
ポイントは「育てやすい植物を選ぶ」ことと、「育てる環境を整える」ことの2点です。今回は水耕栽培のビギナーへ向けて、はじめての水耕栽培を成功へ導くコツと、後半では家庭菜園初心者である私が、水耕栽培キットを使用してレタスの栽培に挑戦してみた様子をお届けします。
初心者でも育てやすい種の選び方
水耕栽培には、「種から育てる方法」と、「苗から育てる方法」がありますが、今回は植物を育てる感覚がよりリアルに楽しめ、安価で経済的な点が魅力の「種から育てる方法」について解説します。
葉物野菜
水耕栽培での育成にもっとも適しており、初心者でも簡単に育てられるのは、以下のような葉物野菜です。
- レタス
- 水菜
- 小松菜
- ほうれん草
- サンチュ
- 春菊
- 大葉
葉物野菜は収穫してすぐにドレッシングをかけてサラダとして生で食べられ、可食部分も多いので、育てがいがあります。また発芽から1〜2か月程度で収穫できるスピード感もうれしいですね。
収穫の際は、外側の葉から刈り取っていきますが、内側からまた残りの葉が出てきますので、収穫を長く楽しむことができます。葉物野菜は屋外で育てると害虫の被害を受けやすいですが、室内の水耕栽培ならその心配が少ないのも安心です。
ハーブ類
料理がお好きな方は、以下のようなハーブ類を育ててみるのはいかがでしょうか。
- ルッコラ
- バジル
- パクチー
- イタリアンパセリ
- セージ
- クレソン
- ミント
フレッシュなハーブを仕上げに少し使うだけで、お料理の完成度が格段にアップしますよね。こうしたハーブ類も水耕栽培で簡単に育てることができます。スーパーで少しずつ買うのはコスパが悪いですが、自分で育てていれば必要な分だけを都度収穫すればよく、鮮度も抜群です。
ミニトマト
ミニトマトの水耕栽培は一見初心者には難しそうに感じられるかもしれませんが、実は大変生命力の強い植物なので、種からでも比較的容易に育てることが可能です。ポイントは十分な光と、適切な液体肥料。
さほど手間もかからず、脇芽取りを怠らないよう注意すれば、すくすくと成長してくれます。またミニトマトには水耕栽培に適した、縦方向にはあまり伸びず、横に広がるように成長する品種もあるので、そうした品種を選べば場所の確保も心配いりません。
水耕栽培での野菜作りに必要なもの
水耕栽培で野菜作りに挑戦する際、最低限揃えておくべきアイテムをご紹介します。
植物の種
種はホームセンターやお花屋さん、ネットショップなどで取り扱っていますので、育てたい植物の種を購入しましょう。ただ根菜類は初心者には育てるのが難しいため、まずは育てやすい葉物やハーブ類から探すのがおすすめです。
容器
水耕栽培用の容器は、身近なものでは100均のタッパや、ペットボトル、ガラスコップが使用可能です。さらにエアポンプや、LEDライトなどを追加すると、より本格的になります。初期投資は必要ですが一番簡単なのは、専用のキットを購入することです。
液体肥料
水耕栽培には、液体肥料が不可欠です。有名な液体肥料としては、ハイポニカやハイポネックスなどがあります。液体肥料は希釈して使いますが、製品により濃度は異なりますので、必ず注意書きに従いましょう。
スポンジ
水耕栽培の植物を支えるために、スポンジを使用します。スポンジは百均のものでもOKです。水耕栽培キットを購入すれば、付属していることが多いでしょう。
おすすめの水耕栽培キット
種と液体肥料を用意すれば、水耕栽培はおうちにあるものを使って手軽にはじめられます。しかし、とくに種からの栽培では発芽しなかったり、途中で枯れてしまったりといったトラブルも。
そうした失敗を避けるには、ぜひ水耕栽培キットの導入を検討してみましょう。水耕栽培キットなら初心者でも手順に従って栽培していけば、ほぼ技術や知識なしで、植物を育て上げることができますよ。
水耕栽培キットを選ぶ際には「LEDライト」と、「水の循環機能」があるものが、とくにおすすめです。
基本的に室内で育てることが多い水耕栽培は、窓辺などに置いて光を取り込む必要がありますが、天候や置き場所によっては十分な光の量が得られません。これにより、植物の成長具合に影響が出てしまう可能性があります。
しかしLEDライトで毎日一定量の光を与えることができれば、成長はぐっと安定するでしょう。また、カビや藻に悩まされがちな室内での水耕栽培ですが、定期的に水を循環させるシステムがあれば、水の清潔さが保たれます。循環システムにより、水分中の酸素量も増えるため、植物にとってより適した環境で育てることができます。
水耕栽培キットはさまざまなメーカーで取り扱いがありますが、おすすめはiDOOの水耕栽培キット。iDOOの水耕栽培キットは、太陽光に近い高性能のLEDライトを搭載しており、効率的に植物の光合成を促します。また自動水循環システムのポンプで水流を継続的に発生させることにより、水中の空気量を増やし、植物の根をより強く成長させることが可能です。
さらに定期的(30分間作動/ 30分間停止のサイクルで作動)に風を送るファンによって、空気の通りを良くし、植物の受粉効果も高めてくれます。iDOOの水耕栽培キットを使用すれば、最低限のお世話で、種からの栽培が成功しやすいので、忙しい方にもうってつけです。
初心者でも簡単に育てられるのはレタス!
水耕栽培のビギナーさんには、まずレタスを育ててみることをおすすめします。レタスは失敗が少なく、種まきから収穫の時期が短いので、水耕栽培の醍醐味を簡単に味わえますよ。
レタスの中にはロメインレタス、フリルレタス、ブーケレタス・・・などさまざまな種類がありますが、とくに「サニーレタス」が一押しです。サニーレタスはリーフレタスの一種で、通常のレタスよりもサイズが小さめ。また葉先の色は赤紫で、葉質は柔らかいのが特徴です。
さらに、種をまいてから1~2か月程度で収穫でき、3~4か月の間は継続して収穫することができます。また栄養面では、ビタミン類やβカロテンなどが豊富なのもうれしいポイントです。
苦味があまりないので、サラダとして生のままでも食べやすい品種です。また実は加熱してもおいしく食べられます。加熱する際は、短い時間で火を通すのがポイントです。レタスしゃぶしゃぶや、卵と炒め物にしたり、中華風のスープに入れたりと、さまざまな味わい方があります。これまで生でしか食べたことがなかったという方は、ぜひ一度お試しください。
iDOOの水耕栽培キットでサニーレタスを育ててみた!
家庭菜園初心者である私が、iDOOの水耕栽培キットで実際にサニーレタスを育ててみました。以下では成長の様子をご紹介します。
まずセットアップから種まきまでは、こちら(前回)の記事をご参照ください。
>前回の記事
7日目。小さな芽が出てきました。
10日目。一つの株に3~4つの種を植えていたので、スポンジを割って一番元気のいい苗を残し、残りを間引きました。
(今回は早めに行ってしまいましたが、本来この工程はスポンジの周りに根株が現れてからでよいそうです)
16日目。葉がプラスチック製のキャップより大きくなったので、キャップを取り外しました。根っこも成長し、スポンジを突き抜けるほどになりました。
19日目。葉が大きくなり、枚数も増えてきました。
23日目。さらに葉のボリュームが増して、隣の株の葉との距離が縮まってきました。
25日目。ついに隣の株の葉と触れ合うぐらいに成長し、葉がいよいよワサワサしてきました。根は真っ白でびっしり生えています。
定期的な水替えと週1のポンプの洗浄はしていますが、ほぼほったらかしで、小さな種から見事な葉になるまで成長しました。もう少しで収穫可能となりそうです!
まとめ
初心者がはじめての水耕栽培を成功させるコツについて解説してきました。まずは育てやすい品目を選ぶこと、そして育てる環境を整えることに気を付ければ、種からの栽培も思ったよりずっと簡単にできますよ。
さらにLEDライトや、自動ファンと水循環機能のあるiDOOの水耕栽培キットを使用すれば、ほとんど特別なお世話をせずに、種から立派な野菜を育てることができます。ぜひはじめての水耕栽培の参考にしてみてください!